もうすぐ、女の子のすこやかな成長や幸せを願う行事ひな祭り。江戸時代ごろまでは旧暦の3月3日(桃の花が咲く時期)に行われていたため、桃の節句とも呼ばれています。
今回は、ひな祭りを祝う定番料理やそこに込められた意味をはじめ、本格的なだしを簡単に取ることができる『うまだし』を使ったおもてなし料理の作り方をご紹介。お祝いの席にぴったり&喜ばれる和食レシピをぜひ参考にしてみてくださいね♪
2017.03.01
うまだしで簡単おもてなし料理の作り方~ひな祭り(桃の節句)編~
ひな祭りに味わうお祝い料理とその意味
※諸説あります
古くから「女の子」を表すと言われている二枚貝。その中でもはまぐりの貝殻は、対になっているものでなければぴったりと合いません。このことから、一生一人の人と添い遂げるように、幸せな結婚ができるようにと願いが込められています。
・はまぐりのお吸い物
古くから「女の子」を表すと言われている二枚貝。その中でもはまぐりの貝殻は、対になっているものでなければぴったりと合いません。このことから、一生一人の人と添い遂げるように、幸せな結婚ができるようにと願いが込められています。
・ちらし寿司
えびには「長生き」、れんこんには「見通し」、豆には「まめに働く、まめに生きる」など、ちらし寿司の具材それぞれに意味があります。また、春の食材(菜の花)を使った華やかな見た目もお祝い料理にふさわしいですね。
・菱餅(ひしもち
下から順に緑・白・ピンクといった三色の菱形の餅を重ねます。よもぎ(増血効果)を使う緑には「健康・長寿」、ひしの実(血圧を下げる)を使う白には「清浄」、クチナシ(解毒作用)を使うピンクには「魔除け」といった意味があると言われています。
・白酒
もともとは、邪気を払い百歳(ももとせ)まで生きると言う桃の花を使った薬酒のひとつ「桃花酒」が飲まれていました。白いお酒と桃の花(赤・ピンク)との色の相性も良い「白酒」がひな祭りのお酒として定着したのは江戸時代のこと。桃花酒や白酒はアルコールが入っているため、子どものお祝いには「甘酒」を飲むのが一般的です。
『うまだし』を使ったおもてなし料理
ちらし寿司
【調理時間】
35分(炊飯時間を除く)
【材料】
-寿司飯用-
・米 2合
・昆布 10cmくらい
・だし汁(『うまだし』2包を水800mlで煮出したもの) 350ml
・酒 大さじ1杯
・すし酢(炊き上がりに混ぜる) 大さじ3~4杯
-混ぜ込み具材用-
・干し椎茸 4枚
・かんぴょう 10g
・人参 1/2本
・だし汁(『うまだし』2包を水800mlで煮出したもの) 450ml
・砂糖 大さじ4杯
・醤油 大さじ4杯
-飾り用-
・錦糸卵 適量
・スモークサーモン 4切れ
・いくら 適量
・花蓮根 4枚
・桜でんぷ 適量
・絹さや(ボイルしておく) 4枚
【作り方】
1.米を洗い、ザルにあげておく。
2.『うまだし』2包を水800mlで煮出し、寿司飯用と混ぜ込み具材用に分けておく。
3.かんぴょうを水につけ戻し、塩をよくもんで水洗いした後、沸騰したお湯で10分程茹で、水気を切り細かく切る。
4.人参は千切りに、干し椎茸は戻して千切りにする。
5.炊飯器に1.の米とだし汁(350ml)、酒、昆布を入れて炊く。
6.鍋にかんぴょう、人参、戻した干し茸を入れ、だし汁(450ml)、砂糖、醤 油を加えて水気がなくなるまで煮詰める。
7.ご飯が炊きあがったら昆布を取り除き、寿司桶などに移してすし酢を合わせ、切るように混ぜ合わせる。
8.7.が冷えたら、6.を混ぜ合わせ器に盛り、飾り用の具材を彩りよく飾って出来上がり。